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質の良い五月人形の兜

五月人形の
良し悪しなんてあるのでしょうか?
5月5日の端午の初節句を、どんな五月人形でお祝いしようか?

ご検討中のお父さん!お母さん!

五月人形で、一番の売れ筋はかぶと飾りなんです。
ですが、この兜、いったいどこを見て皆さんは、兜飾りを選んでいるのでしょうか?

確かに、一般の方が、五月人形の良し悪しなんて解らないのも当然なことです。
そこで、カンタンにかぶと飾りの良し悪しを解説したいと思います。

兜の飾りの主流は、金具で出来ています。
その金具は、機械でカシャカシャと形作られています。

それを、人の手によって兜に組み上げられているのです。
今の時代は、ある程度機械というモノが、発達しているので金型さえ作ってしまえば、
自動で形になるものなのです。

ですが、この作業を100年以上も前行うのでしたら、大変な作業だったのです。

鍛冶屋(かじや)といって、
鉄を熱く溶かしハンマー叩いて形取っていく作業なのですから・・・

今では、この作業が機械で出来るという事なのです。

機械製作中心の兜は、夏場はゆっくり作り込みシーズン前からグングンピッチを上げて作って行きます。
機械生産のため全体的にピカピカした作りなのです。

きっと、メッキ加工の処理が良いのでしょうね!
派手さもあり、豪華と言えば豪華にも見えてきます。

反対に・・・

しかし、その一方昔ながらの忠実な技法で作り上げている兜もあるんです。

それは、皮を使い、漆(うるし)を使いこんで作りあげている兜。

この製造技術は、室町時代、鎌倉時代の主流の製造技術を、
いまだに、忠実に守り作り込んだ五月人形があるんです。

こちらの兜は、基本的に手作りが多いのですから、

年間生産量はたかが知れています。
見た目の特徴としては、質感があるのです。
皮の重厚感が、ある兜なんです。

以外に、派手さも無く落ち着いた気品がある兜が、実は本物作りの兜なんです。
今の時代も、昔の時代も同じ製法で同じようなデザインなのです。

流行り廃り(はやりすたり)も無く、根強く売れて行きますのでモデルチェンジもしません。

数が足りない

何よりも、日本中の皆様がこのような情報を聞いて
こちらの上質な兜を買い求めてしまうと、数が足りなくなるのです。

なんたって鹿の皮の確保。
それを手作業でなめして踏み固めてから一筆一筆、手で紅付け・・・

和紙、もしくは牛の皮をベースに漆(うるし)を塗っては乾かし、塗っては乾かし、

この工程を10回以上繰り返し堅くしていってるのです。
そして、最後の糸を通しての最終工程なのです。

だから、どうしても数というモノが出来ないのです。

ですが、もし自分のお子さんに、兜を用意するのなら、良質な兜を欲しくはありませんか?